できない事ができるようになると楽しいという話。

 1行にも満たない言葉で説得力のある言葉はそれほど多くないと思うが、継続は力なりという言葉は全くもって的を得ている。1日でピアノを上手に弾けるようにはならないし、数日筋トレをしたところで何も変化は起きない。

そう、ピアノだ。仕事を終えて夜YouTubeを見ていたら初心者でも弾ける久石譲SUMMERという動画がオススメされていた。オススメされるがままにちょっと見てみた。いや、弾けないだろう。初心者を何だと思っているんだ。全くやったことがない人が初めてやる事、やろうとする事、それが初心者だと思っていた。動画では左手でこう弾きながら右手でこう弾きます、強弱に気をつけて下さいね、的な感じで私の認識している初心者は手も足も出なそうな内容だ。

しかし我が家には娘のカシオキーボードがあった。それこそ初心者が最初に買うようなエントリーモデルで何かのタイミングで妻の母がプレゼントしてくれたモノだ。当然ながら最初は遊んでいたが今ではすっかり埃をかぶっている。よし、やってみるか。とキーボードの電源を入れた。

そうは言っても私のキーボード歴は長い。中学の頃、初めて親からキーボードを買ってもらい、嬉しそうに少しいじっては忘れ、そして忘れ、そして忘れている。つまり出会いは遥か昔だが気が向いた時に少し遊んで、もうやらないと言った感じだ。明らかに偉そうに書くことでは無い事はよくわかっております。

そして今回のピアノ遊びの幕は開けた。1日目、全くもって弾けない。無理だから左手だけに特化して練習してみた。2日目、引き続き左手の練習、ちょっと飽きたので右手も練習開始。3日目、左手が間違わずに最初の部分を弾けるようになる。右手も練習。そして今日は4日目かしら。

なるほど、最初から上手にピアノを弾ける人はいない。毎日少しずつ少しずつ亀の速度で前進していく。その前進を休まず続けると上手になる。そして前進をやめると下手になる。さらにやめ続けると弾けなくなる。これはあれだね、たまたまピアノの話だけど何でもそうだね。誰かが言っていたね、継続は力なりと。

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