面白いの話

 妻の職場であったあんな事、こんな事、一通り喋ったらどう思う?とどう思ったかを発表しなくてはならない。しかしその発表で妻を満足させることは100パーセント無理であることは既に悟っている。一時期、なぜか満足させてみたいと思い様々な角度から思考を重ねコメンテーターのごとく、どう思うかを発表した時期があったけど、むしろそんな正論はわかってるという感じで駄目だった。まあそりゃそうか。

何で僕に聞くんだろう。幡野さんのオンラインお悩み相談の連載が先日終わりを告げた。最終回の経緯については色々と思う事があった。思うことはたくさんあるけど、書くことはあまりない。幡野さんの優しくて面白くて痛快な文章を、悩み相談に返信するという形で読めなくなったことがとても残念、それに尽きる。

6月になった。なったからといって何かが変わるわけではないが、車のローンはまた引き落とされたし、食費も家賃も光熱費も6月分としてマネーフォワードに記録されていく。つまり時は進んでいく。しかしこれは本当だろうか。YouTubeで時は進んでいないというような内容のサイエンス動画をみた後、何日かして大豆田十和子のドラマで、過去、現在、未来の認識についてのセリフを聞いた。時間について考える良い機会かも知れない。

日常生活をする上で時間という値は便利だ。あまりに便利なため誰しもその存在を疑ったりはしない。物語の中では当たり前のようにタイムマシンは存在するし、マシンがなくてもタイムリープは起きる。そして大概タイムトラベルを取り入れたストーリーは面白い。時間という定義無くしてそれらは成り立たないし、日常生活活動でも時間はとても大事な要素だ。時間管理ひとつで評価に影響が出るだろう。これほど身近に存在する時間だが、時間が本当に存在するか存在しないかを知ることは出来ない。身近なのによくわからないものってだけで面白い。

まあ、これは家族にも言えることで、身近なのによくわからない、一部だけを見ていた分かったつもりにならないようにしようと心がけている。わからないから日々面白いし、そんな面白い生活をずっと続けて行きたいと思うんだよ。

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