新しい趣味を獲得した話

 そんなに好きではないのだけど、たまに思い出して食べたくなるものがある。今日はホワイトアスパラのことを思い出してしまった。割と美味しくないホワイトアスパラ、の缶詰?自分でそれを買ったことはないので詳細はよくわからない。ふと思い出してどんな味だったっけ、と思うと無性に食べたい。多分一口食べたらいらなくなるはずなんだけど、この何とも不思議な怖いもの見たさはお題を変えて年に数回やってくる。

車に乗るようになってから自転車に乗ることは無くなった。そもそも自転車を持っていない。昔はあんなにも、どこに行くにも自転車に乗っていたのに。しかしたまたまYouTubeで見つけた濱口優さんが自転車を買う動画を見ていたら、自転車に乗るってなんて気持ちよさそうなんだろう、自転車に乗った時の爽快感を味わいたくなった。スイッチが入ってしまうともう止めることは出来ない、ひたすら色々な折り畳み自転車の動画を見たり、折り畳み自転車のブログを読んだ。そう、折り畳み自転車。

普通の自転車を所有すると、外で保管することによる劣化と盗難にあうデメリットが付きまとう。自転車って何で当たり前に盗まれるんだろう。自転車だけは盗んでもそんなに罰せられないような、自転車を盗んでも逮捕はされません的な勝手なイメージすらある。盗まれたから自分も他人の自転車を気軽に盗み返す、というような負のスパイラルが起きているのではないだろうか。なんて思ったり。そんな社会に蔓延した負のスパイラルを個人の力で断ち切ることはできない。だからこそ購入するなら折り畳み自転車で保管は自宅内で行うと心に決めたのである。

情報が増えるにつれて折り畳み自転車はその名の通り、折り畳める事と持ち運べる事が価格に大きく影響している事がわかった。コンパクトに畳めて、軽くて、自転車としての走行性能や安全性がしっかりしていることほど高額になる。上を見ればキリがないのが自転車の世界のようだが、エントリー用のモデルは安い。安いといっても本当に安いわけでは無く、上位モデルと比べて安い。最初はダホンが欲しくなった。K3というモデルは7キロちょっとの重量で携行し、バッグに入れ電車に乗ったりする事もできるようだ。しかし8万円強。自転車の世界にエントリーするには家計に大打撃で、中々勇気がいる価格である。K3を諦めルノーの重量10キロ程の4万円程で買えるモデルを買った。折り畳み自転車ライフが始まりを告げた。

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