時を経て輝く異彩。LGL22が役に立った話。

 昼なのに部屋が暗い。本格的な梅雨の季節である。湿気のせいなのか、経年劣化なのか、電池が無くなったのかはわからないがレグザのリモコンが反応しなくなった。すぐに解決できる方法として新しい電池に入れ替えてみたが反応しない。電池を取り出してみると電池のマイナス部分を受けるグルグル巻かれている針金がありえない方向に曲がっていた。これが原因かな?と思い、ありえない方向に曲がったのだから、逆のありえない方向に引っ張れば元に戻るはず。と逆のありない方向へ引っ張ったら針金が折れて取れた。折れて取れたのだから、折れた針金を元の場所に戻して何事も無かったかのように電池を入れれば電力が伝わりリモコンが使えるようになるかも知れない。この仮説に基づき早速やってみたがリモコンは反応しなかった。諦め時である。

Amazonで同型で使えるリモコンを見たところ1000円で売っていた。しかしテレビのオンオフ、音量はアップルテレビのリモコンで代用できるから、必要なのはチャンネル切り替え作業だけ。本当にそのために安いとは言えリモコン必要か?と思い、妻へ相談してみたところ、絶対に必要とのことだ。渋々買おうかと思ったが、リモコン機能くらいスマホで何とかならないかと思い調べてみた。iphoneがリモコンになる良さそうなアプリがあったので使ってみた。初期設定でテレビのIPアドレスを入力しなければならなかった。テレビのIPアドレスを表示するにはリモコンで設定画面を開かなくてはならない。うむ、元も子もない。

次に思い出したのがLGの異彩、LGL22の存在である。昔、携帯ショップで高還元を貰うためだけに契約し解約。そして手放すタイミングを逃し、家でただただ保管されていたスマホ。昔のスマホは赤外線がついていたはず、ちょっと起動してみよう。

充電し起動すると、赤外線リモコンアプリがプリインストールされていた。Qリモートというこのアプリは、テレビやエアコンなど赤外線リモコンをスマホで一括操作出来るよう作られている優れものだ。恐る恐る東芝を選びテレビに向けてアプリを操作したところオンオフ、ミュート、入力切り替え、これら全て動作した。チャンネルも変わる。ただし、テレビから30cm以内の場所でのみ反応する。ソファからは操作出来ないようだ。非常に残念だがとりあえずこれでいいんじゃないか?と妻に伝えたら、リモコンで操作できるなら別に良いそうである。判断基準が相変わらず大雑把である。

翌朝起きると既に娘がスマホリモコンを使いこなし、朝のひとときを過ごしていた。もうこの件は次の問題が発生するまでこれでいいや、一件落着としてこの出来事をブログに記録した。

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