文鳥

 我が家に文鳥がやってきた。

やってきたと言っても文鳥から勝手にやってくるわけもなく、自ら買いに行ったのだけど。実は水面下で数ヶ月間文鳥を飼うことを計画していたわけで、今回はついにその計画が実行されたのである。しかし発想から結構時間が経ってしまったので、そもそもなぜ文鳥が飼いたくなったのかはあまり覚えていない。今、思い出そうとしてみた。確か何かの拍子に楽天とかで風呂敷き文鳥のぬいぐるみを見て可愛かったとか、そんな他愛もないライトな動機だった気がする。

そんなふうにやんわりと文鳥に興味を持って、Youtubeなどで動画を見始めたのがキッカケかしら。始まりはいつもこんな風な何気ない事なのだと思う。

文鳥が飼いたい、と思ってまず衝動的にケージを色々と見てみた、もちろんオンラインで。しかし何の知識もなくケージを見たところで何がどうなのか、何が違うのかすらあまりわからない。なるほど、知識ゼロでピンからキリを見てもわかるわけがない、とりあえずレビューでも読んでなぜ星が多いのか、なぜ星が少ないのかなどを確認してみよう。となり、やはりレビューは重要だから中国ではレビューを書き込む仕事があるのだな、などと思ったり思わなかったり。

結局Youtubeで見ていた動画に出ていたサンコー イージーホーム クリアケージ35を買った。その名の通り全面と裏面が透明のプラスチックで出来ている、今までの鳥籠のイメージを覆す尖った商品である。いや鳥籠業界の事は全く知らないんですけど。

あくまで自分のイメージには無かった鳥籠なのだ。文鳥への第一の投資完了の瞬間である。


そして次なるステップへ進むため、一大決心をして楽天ブックスで幸せな文鳥の育て方という本を買うのであった。ケージという大きい買い物をした後で一大決心も何もないのだろうが、実際に飼うとなると道具よりも先に知識が圧倒的に不足していた。

それをまず解消したかった。第一の投資が完了しているのだから、もう後戻りは出来ない。どんなに良いケージでも使わなければ意味がない、使うためには知識が足りない、そんなワケで文鳥 検索で出てきた幸せな文鳥の育て方を買った。

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