昔のドラクエの話

 しばらく続いた嵐も行ったようでようやく晴れが戻ってきた。雨の日の休みはひたすらドラクエを進めていた。年齢を重ねてもドラクエは楽しい。ドラクエ3であれほどドキドキしたぱふぱふにも耐性がついたようだ。ドラクエ11では様々な町で教会で神父にお祈りをするかのごとく、色々なパターンのぱふぱふを楽しんでいる。

2、3日前のある日を境にぬるま湯しか出てこなかった蛇口から出てくる水が冷たくなった。もしかして暑さのピークは過ぎたのか、などと秋を意識し始める。

ニュースを見なくてもツイートを通して人々の不安は伝わってくる。きっと今日もイライラコロナニュースの最新ピックアップが更新されているのだろう。他人はコントロールできないが自分はコントロールできる。誰かがずるい、誰かが悪い、に心を乱されないよう今日も穏やかな日を過ごそう。

ドラゴンクエスト、略してドラクエ。ファミコン世代でドラクエを経験出来たことをはその後の人生に良い影響を与えてくれたのでは無いだろうか。初めてドラクエをやったのは小学生の頃、ナンバリングされる前のドラゴンクエストで年上の従兄弟の部屋にあったファミコンセットの中に紛れていて、鳥山明の勇者のイラストとドラゴンと対峙する構図が印象的だ。他のカセットに比べて明らかに面白そうなその佇まい、当時少年だった私はカセットを本体に刺さずにはいられなかった。

そのRPGというジャンルがどういうゲームなのか、もちろん知らなかった。ドラゴンクエストは王様の部屋で冒険に出るよう指示を受けるところから始まるが、最初の冒険では遂にその王様の部屋から出ることが出来ず、冒険を断念したことを今でも覚えている。部屋から出るには階段の上でかいだん、というコマンドを選択する必要があるのだが、それがわからない。初めてRPGに触れる当時低学年の子供には難易度が高すぎた。しかしこの経験と思い出は無駄ではない。この経験を糧に今後、娘が同じ悲しみを背負わぬよう子供の目線に立った優しいゲーム教育をして行きたい。


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